来客のない奇妙な館 ~シャドーハウス考察ブログ~

ヤングジャンプで連載中のソウマトウ先生作、“シャドーハウス”の考察ブログです。

各話感想

第239話 敗因【感想】

正月休みが終わり、次の大型連休はゴールデンウィークかとずっと待ちわびていたのに、いつの間にかもう5月下旬です。

普段連休とは縁のない生活を送っているものですから、社会人になってから何年も経つのに未だに大型連休が終わるたびに「次の休みは○○かあ」などど考えてしまいます。今もまさに、早くお盆が来ないかなあと思っているところです。


ただ、そんな怠け者ではあるものの一応は有意義なゴールデンウィークを過ごしました。

その一幕がこちらです。

ピカチュウin所沢


実は毎年ゴールデンウィークになると贔屓の球団(NPB)を応援しに行っているのですが、この日はたまたまポケットモンスター(いわゆるポケモン)とのコラボデーで、球場の至る場所にピカチュウがいました。

あまりゲームに詳しくない私でも、流石にピカチュウは知っています。日本が誇るクールジャパンの大スターです。この日は贔屓も大勝し、ピカチュウの愛らしい姿も堪能できるなど最高の一日でした。いやあ、楽しかったなあ(自慢)


ただ、ファンからすれば応援しているチームが勝てば「楽しかったー!」で済みますが、当事者の選手や監督・コーチ陣はそういうわけにはいきません。それこそ大勝ともなれば、実力以上の要素が絡み合った結果であることが多いです。

プロ同士の戦いである以上、そこに実力の違いはほとんどなく、あらゆる角度から戦いを分析して次へと備えなければいけません。

プロ野球は年間143試合のペナントレースを勝ち抜いたチームが優勝する仕組みですが、優勝チームは概ね勝率6割後半、最下位チームは勝率3割台で決着します。

2勝1敗で勝ち進められれば優勝、1勝2敗で負け続けたら最下位という事実を指して「優勝チームも最下位チームも1勝の差しかない」とはよく言われますが、それだけ僅差の戦いが半年間続いていくわけです。やはりそこはプロ、厳しいですね(だからこそ興行として面白く、成り立っているともいえます)


ところで、プロ野球の勝ち負けについてこんな格言があります。


「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」


これは肥前国平戸藩第9代藩主の松浦清の言葉と伝えられていますが、現在では元プロ野球選手の野村克也氏が用いたことで有名です。

意味としては、この言葉の通りです。

実力通りに試合に勝つときもあれば、イレギュラーや相手のミスによって勝利が転がり込むこともあります。

その反面、負ける時というのは実力通りのこともありますし、例え偶然が作用した場合でも敗因が自分たち自身にあるケースがほとんどです。

仔細に振り返れば、細かいミスの積み重ね、事態を甘く見た采配、散漫なプレーが取り返しのつかない結果へと繋がってしまうといった事例が多くを占めます。私も長年プロ野球観戦をしていますが、理由のない敗戦はほぼ見たことがありません。今思い出しても3試合程度です。それだけ「敗因」には何らかのはっきりした理由があるものなのです。


それはもちろん、プロ野球だけではありません。

スポーツ、或いは歴史上の戦争や合戦でも同様です。そういった事例は枚挙に暇がありません。


そんな戦いが、此度シャドーハウスでも起こりました。

策を講じて戦いに挑む当事者たち。

勝敗を分けたのはほんの僅かな差でした。



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第238話 戦場に舞う【感想】

ここ数年、というよりもシャドーハウスを読み始めてからですが、色々趣向の幅が広がったなあと思います。

アニメなんてけいおん!くらいしか能動的に見たことなかったのに、今ではネットサーフィンしていると沢山情報が流れてくるものですから、あれも面白そう、これも気になるなあと目移りすることもしばしばです。

前記事でも触れましたが、まさかいい歳してプリキュアまで見始めるとは思いもしませんでしたよ。

以前だったら東映ミュージアムの行列を見ながら「親御さん大変だなあ」なんて他人事でしたが、今となっては「一人では入りにくいかも知れないけど引っ越さなければよかったなあ……」と後から悔やむくらいにアルカナ・シャドウちゃんに夢中だったりします。


しかし、そうは言っても私にとって最高級のヒロインは今でもローズマリーです!

ブログをご覧の方は耳に胼胝かと思いますが、やはり第17話でエミリコに「心配するほどじゃないわあ」語り掛けた時の笑顔が忘れがたいですね。単純なものですから、あのちょっと困ったような笑顔にあっという間に射抜かれてしまいました。

それから紆余曲折あり、中々登場しない時期があったものの最近では徐々に姿を見せ始めています。これからも色々な表情を、そして活躍する姿を見せて欲しいものです。


と、そんな風に思っていたところで、喜ばしくも第238話でもローズマリーが登場してくれました!

16ページの中で僅か3コマ。

しかしされど3コマ。

超個人的ながら、そしてストーリーの流れを完全に無視するようで申し訳ありませんが、十分に読み応えのあるエピソードでした。



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第237話 何度でも【感想】

先月、ReoNaさんの「シャル・ウィ・ダンス?」がYouTubeで1000万回再生を達成したそうです。

おめでとうございます!!


「シャル・ウィ・ダンス?」といえば語るまでもない、アニメ・シャドーハウス二期のメインテーマ曲です。

放映からはや4年。

この数年の間にも多くのアニメが制作され、寂しいながらシャドーハウスの話題は少なくなりつつあります。(当の私も新プリキュアのアルカナ・シャドウちゃんに深ハマりしてしまい、一昨々日はシャドーハウス以来ぶりにアニメのリアルタイム鑑賞しました)

にも拘らず、数年の時を経て「シャル・ウィ・ダンス?」が1000万回も再生されたということは、この楽曲が魅力ある作品だからに違いありません。

そして嬉しいことに、最近のコメント欄を拝見しておりますと、ReoNaさんだけではなくシャドーハウスに触れたコメントも散見されます。

ReoNaさんの楽曲をきっかけにシャドーハウスを、そして私のようにシャドーハウスをきっかけにReoNaさんを知った方も多いでしょう。

そうした相互作用が多くの人々を引き寄せ、そして「何度でも」再生されたからこその1000万回再生です。本当に喜ばしい出来事ですね。


さて、「何度でも」という言葉を聞くと、私なんかはドリカムの代表曲だったり(もう20年前!?)、或いは「諦めない」といったごく一般的なイメージを抱きますが、此度の第237話のタイトルはまた一味違った意味で用いられていました。

それはそうでしょう。

なぜなら今回のメインキャラクターはライアン。

作者のソウマトウ先生からも「サディスト」と呼ばれるくらいに難のある性格をしているキャラが、今回の主役だったからです。

ともあれば過激な行動が目立つ、かの人物。

しかし彼の本領は、まさしく「何度でも」蘇る能力でした。続きを読む

第236話 裏道【感想】

自分語りですみませんが、旅行で知らない土地を訪れた時、ついついメインストリートから外れて裏道を歩いてしまいます。

裏道を行く時は大抵遠回りだったり、本来の行程よりも時間が掛かったりと何かと労はあるのですが、縁のない土地の日常や空気感を感じたくて寄り道することもしばしばです。

しかし不思議なもので、そんな風に散策していると思わぬ発見や出会いがあったりするものです。

最近はなかなか時間が取れず旅行に行けずじまいなのですが、年度が明けて仕事が片付いたら羽を伸ばしにどこか遠くへ行きたいなあと思っています。


さて、今回のサブタイトルは「裏道」

とはいっても先ほど私が述べたような、自由気ままな「裏道」ではありません。

これは“ケイト派”が目的に向かって進んでいくにあたって、主たるルートが封じられたが故に導き出された攻略法を指しています。

しかし、それを主導したのは研究班でした。

お騒がせがお約束のあのチームが生み出したのは、正攻法とはかけ離れた意表を突く裏技でした。続きを読む

第235話 秘めた想い【感想】

今回のお話の中で「幻影」という言葉が出てきました。

この言葉の意味には、「幻」という文字に重きを置いた「実際には存在しないものが存在するように見えるもの」と、「影」という文字に重きが置かれた「遠い過去の情景」「願望から作り出される理想像」の二通りがあります。


ただシャドーハウス絡みで考えると、「影」という文字が使われているので少し違った意味を見出してしまいそうになりますね。

なんせ「幻」の「影」、イコール「幻のシャドー」という連想ができるからです。

我ながら安直な連想だと思います。本記事を読んでいる方もほぼ全員がそうお思いでしょう。

しかし、連載初期にはそんな「幻のシャドー」と言うべき人物がいました。


クリストファーです。


第52話でマリーローズから発せられたこの名前。


長らくその姿が伏せられていたことから、やれローブ様の正体だとか、やれ館のタブーに触れた禁忌のお影様だとか、当時は様々な説が飛び交っておりました。

ただ、その真の姿がどうだったのかを述べるとネタバレになりますのでここでは触れません。

しかしながら、第75話でついに姿見せた時は大きな話題となりました。そして今となっては、かなりの重要人物としてその存在がクローズアップされることも少なくありません。もはや「幻」という言葉が似つかわしくないほどの存在感といっても過言ではないでしょう。それどころか物語の行方を左右するほどの影響力を誇っています。

正直私も、ここまで各キャラクターの動向に関わる存在だとは想像もしていませんでした。


ところが、そんな彼が本来の意味で「幻影」と呼ばれることとなりました。

発言の主はバービー。

かつて自らも「幻影」に苦しんでいた少女は、主人の最大の理解者でした。




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